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GMOイプシロンの売上と入金時の経理方法、仕訳、消費税処理について解説

このブログでは、自社サイトでGMOイプシロンの「イプシロン決済サービス」を使ってクレジット決済の代金回収を行っている場合の売上と入金時の経理方法・仕訳方法、消費税の処理について説明しています。

自社サイト運営を行っている方でこのGMOイプシロンの「イプシロン決済サービス」を使っている方も多いかと思います。

そして、クレジット売上は通常売り上げ全体に占める割合が大きくなることが多いため、このGMOイプシロンの「イプシロン決済サービス」分の売上をきちんと経理処理できるかどうかは、全体の損益に大きな影響が出てくるケースも多いかと思います。

今回は以下のようなGMOイプシロンの明細から経理処理について考えています。

まず、経理処理するにあたって、GMOイプシロンの「イプシロン決済サービス」の締日、入金サイクルを確かめる必要があります。

GMOイプシロンの締日と入金サイクル

クレジット決済の代金回収に関して、GMOイプシロンの締日と入金サイクルは、「通常の場合」「2回締め」「早期入金サービス」3パターンになります。

それぞれの場合の締日、入金日、入金サイト、利用料金は以下のようになっています。

通常の場合 2回締め 早期入金サービス
締日 月末 1日~15日
16日~月末
月末
入金日 翌々20日 1日~15日締日分⇒翌月20日入金
16日~月末締日分⇒翌々5日入金
翌月15日
入金サイト 80日サイト 50日 45日
利用料金 法人:月額2,000円
個人:月額300円
法人:月額2,000円+手数料0.5%
個人:月額300円+手数料0.5%

今回は、「早期入金サービス」を利用しているケースについて、売上から入金までの経理処理について説明していきます。

GMOイプシロンの売上と入金の仕訳方法について

 

今回は、以下のような7月分の売上明細の場合で経理処理を考えてみます。

まず、売上の仕訳を行っていきます。

GMOイプシロンへの仕訳を行う場合、注意すべき点は消費税処理です。

売上から控除されるGMOイプシロンへ支払う手数料には消費税がかかっている部分(課税分)と消費税がかかっていない部分(非課税分)があるからです。

よって、仕訳を行う前段階として、まず、手数料の中に含まれる非課税分を集計する必要があります。

上記の場合、手数料に含まれる非課税分は150,000円+40,000円=190,000円になります。

そして、上記の売上明細の場合の仕訳は以下のようになります。

仕訳日付:7月31日

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
売掛金 5,014,360(振込金額) 売上高 5,400,000(7月分の売上総額)
手数料 (非課税) 190,000(手数料のうち非課税額)
手数料 (課税仕入) 184,140
(売上総額-入金額-返金額-手数料のうち非課税額)
売上高 11,500(返金)

次に入金時は以下のような仕訳になります。

仕訳日付:8月15日

借方科目 借方金額 貸方科目 貸方金額
普通預金 5,014,360 売掛金 5,014,360

以上がGMOイプシロンの「イプシロン決済サービス」で「早期入金サービス」の場合の仕訳になります。

ちなみにクラウド会計freeeを使えば、GMOイプシロンの売上を自動で取得することできます。

自動取得できれば、手数料の情報も同時に取得するため、売上の仕訳を入力する手間が一切不要になるため、便利です。

freeeの自動取得の詳細はこちら

 

その他、EC、物販、ネットショップの会計、税務に関して知りたいこと、気になっていることなどありましたらご連絡いただければ出来る限り情報発信していきたいと思いますのでリクエストお待ちしています。

 

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