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資金繰り計画に役立てるための消費税還付金額の計算方法を解説

eBayやUSAmazonのセラーの方で輸出販売を行っている方で消費税の還付を受けるメリットがあるかどうか、

消費税の還付の申告を税務署に行った場合、いくらの消費税が戻ってくるのかを計算する方法について説明しています。

まず、消費税の還付金額の計算式は以下のようになります。

消費税の還付金額=消費税のかかる取引の合計金額÷1.08×8%+税関で支払った消費税(輸入品がある場合)

消費税は、一般的には日本国内で支払った商品代金や経費にかかる税金ですが、海外から輸入した商品にも消費税がかかります。

事業に関する仕入や経費で消費税のかかった支払いに含まれている消費税が還付の対象となりますが、具体的にどのような取引が消費税の還付対象となるのか、そして、消費税の還付金額の計算方法について説明しています。

消費税のかかる取引(輸入品以外)

基本的には、国内の業者に支払うものが対象となります。

・商品仕入れ代金
・国内の業者に支払う外注委託費、コンサル費
・家賃:自宅兼事務所のような住居用は除きます
・水道光熱費
・消耗品、備品
・国内送料
・国内交通費
・国内接待交際費
・Amazonの販売手数料(FBA手数料以外)
・eBayの出品手数料

Amazon手数料は、一部消費税の対象とならないのでご注意ください。

消費税のかからない取引

消費税のかからない取引には以下のようなものがあります。
海外で支払ったものは消費税のかからないことが多いためご注意ください。

・給与、バイト代
・支払利息
・敷金
・労働保険、社会保険料
・収入印紙、市区町村、行政に支払う手数料
・海外の業者に支払う外注委託費
海外送料、関税
海外旅費交通費
海外で支払った経費
・AmazonのFBA手数料
・PayPal手数料

国内に輸入し、海外へ輸出する場合の消費税

輸入品の場合、輸入したタイミングで税関で日本の消費税を支払う必要があります。
この場合、税関で支払った消費税は、消費税の還付の対象となります。
関税は、還付の対象とならないため、ご注意ください。

 

消費税の計算方法の具体例

以下のような規模でUS Amazonセラーの場合、実際に還付される消費税がいくらになるのか計算してみます。

①輸出販売の売り上げが年間3000万円
②日本国内からの仕入が1800万円(税込)
③US Amazonに支払う出品手数料の消費税がかかる部分が200万円(税込)
④給与180万円
⑤給与以外の消費税のかかる国内経費300万円(税込)
⑥国外経費200万円

この場合、以下のような計算式になります。

(②1800万円+③200万円+⑤300万円)÷1.08×8%=170万円

結果消費税の還付金額は170万円となります。

消費税の還付は年1回、4回、12回と回数を選ぶことができますので、

1回の場合は、170万円、4回の場合は、42.5万円、12回の場合は、14.2万円となります。

まとめ

消費税の還付を受ける場合、キャッシュフロー面でプラスになりますが、税理士事務所に依頼する場合、コストがかかってしまうので、コストと消費税の還付額の比較が必要になります。

また、全額輸出を行っている場合には、消費税の還付になりますが、国内販売と輸出販売両方行っている場合には、注意が必要です。

消費税の申告の際に、国内販売売上については、消費税を納める必要があるからです。

この場合には消費税の還付額は次のようになり、還付金額が少なくなるため、ご注意ください。

消費税の還付金額=消費税のかかる取引の合計金額÷1.08×8%-国内売上÷1.08×8%

もし、消費税の還付でお困りの方がいらっしゃましたら、お気軽にご相談ください。

当社の消費税還付申告の年4回、12回の料金表はこちら

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