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消費税還付の時期は申告から平均33日、最短17日、最長74日と注意が必要、還付が遅い場合の対応を解説

輸出販売を行っている方など国内仕入代金、経費に対する消費税に関して消費税の還付を受けることができます。

ここでは、消費税還付の時期が申告からどれくらいの時期で入金されるのかについて事例にもとづいて説明していきます。

また、個人事業主と法人との違い、金額の大きさによって、税務署、法人成りなど様々な要因によって消費税還付の時期が異なるのかについて説明しています。

まず、これまで消費税還付の金額と申告時期と実際に還付された時期について説明したいと思います。

消費税還付の時期と申告時期の関係

これまで消費税還付申告を行った方の消費税申告書提出日と消費税還付金額が入金された日の一覧になります。

個人事業主の方と法人でそれぞれまとめてみました。

あくまで以下の集計結果は、あくまで一例ですが、今後の資金繰りのお役にたてればと思います。

個人事業主の消費税の還付時期の一覧

No 還付金額(単位:万円)  申告書提出から入金日までの日数  消費税申告書提出日  消費税還付の時期  期間特例  税務署  備考
1  206  22日  3月2日  3月24日  4か月毎 A税務署  初めての還付申告
2  29  19日  2月24日  3月15日 4か月毎 A税務署
3  70  26日  6月1日  6月27日 4か月毎 A税務署
4  59  32日  8月18日  9月19日 4か月毎 A税務署  電子申告スタート
5  80  17日  10月31日  11月17日 4か月毎 A税務署
6  343  43日  3月15日  4月27日 4か月毎 B税務署  初めての還付申告、4回分をまとめて申告
7  87  19日  5月31日  6月19日 4か月毎 B税務署
8  37  45日  8月31日  10月15日 4か月毎 D税務署
9  68  17日  11月30日  12月17日 4か月毎 D税務署
10  111  43日  3月15日  4月27日 4か月毎 D税務署
11  74  24日  5月30日  6月23日 4か月毎 D税務署

上記の表のように個人事業主だけで集計してみると消費税申告書提出から最短で17日間での還付期間となっています。

最長で、消費税申告書提出から還付金入金までの期間は45日間で、平均すると申告書提出から27.9日間での還付金の入金となっています。

税務署別に見てみると、A税務署は事業所数が少ない税務署で、還付までの期間が平均すると23.2日間となっているのに対し、D税務署は事業数が多い税務署で、還付までの期間が平均すると32.2日間となっています。

次に金額別に見てみると、100万円未満の消費税還付金額の場合の消費税申告書提出から還付金入金までの期間は平均すると21.6日間、100万円超の場合の消費税還付金額の場合の消費税申告書提出から還付金入金までの期間は36日となっています。

個人事業主の場合、金額が大きい場合の方が還付までの金額が長くなっているようです。

法人の場合の消費税の還付時期の一覧

No 還付金額(単位:万円)  申告書提出から入金日までの日数  消費税申告書提出日  消費税還付の時期  期間特例  税務署  備考
1

 

 246  65日  8月29日  11月2日  4か月毎 C税務署 初めての還付申告、小切手受け取り※
2

 

 72  47日  1月4日  2月20日 4か月毎 C税務署  小切手受け取り
3  227  27日  3月20日  4月16日 4か月毎 C税務署 小切手受け取りから口座入金へ切り替え
4  72  71日  12月1日  2月10日 4か月毎 D税務署  個人事業主から法人なりして初めての消費税還付
5  107  74日  2月27日  5月12日 4か月毎 D税務署  還付が遅いので税務署へ連絡後、翌週還付
6  24  18日  5月29日  6月16日 4ヶ月 D税務署 前回申告時の還付期間が74日から18日へ短縮
7  13  18日  7月28日  8月15日 4ヶ月 D税務署
8  119  58日  12月20日  2月16日 4ヶ月 B税務署  法人成り後初めての還付申告、還付が遅いため、税務署へ連絡後、翌週還付金入金
9  160  16日  3月28日  4月13日 4ヶ月 B税務署 前回申告時の還付期間が58日から16日へ短縮
10  22  15日  3月1日  3月16日 1年 E税務署 法人設立後初めての還付
11  55  17日  2月27日  3月16日 1年 D税務署
12  228  38日  2月27日  4月6日 1年 D税務署

上記の表のように法人の消費税還付申告の金額だけで集計してみると消費税申告書提出から最短で15日間での還付期間となっています。

最長で、なんと消費税申告書提出から74日間となっています。

この時はさすがに税務署へ還付金の入金が遅れている旨にについて連絡したところ、手続き中で翌週には入金するとの回答で、実際に翌週に入金がありました。

その後は、3週間かからず還付金の入金となっており、期間が一気に短縮されました。

 

法人の場合、平均すると申告書提出から38.6日間での還付となっており、個人事業主の場合と比べ10.7日もながくなっています。

しかしこの中には、預金口座以外の還付が含まれています。

預金口座以外の還付の場合には、税務署より、郵便局でのみ換金可能な書留が、法人宛に届きます。

そして、書留を郵便局に持っていくことで現金に換金という流れになります。
ちなみに換金の際、ご印鑑と身分証明書が必要になりますが、代表者(奥様)ご本人でないと追加で委任状が必要になりますのでお気を付けください。

預金口座経由の還付のみを集計すると平均で37日とやはり法人の方が還付までの期間が全体的に長めとなっています。

次に金額別に見てみると、100万円未満の消費税還付金額の場合の消費税申告書提出から還付金入金までの期間は平均すると46.3日間、100万円超の場合の消費税還付金額の場合の消費税申告書提出から還付金入金までの期間は31日となっています。

法人の場合も個人事業主と同様に金額が大きい場合の方が還付までの金額が長くなっているようです。

消費税還付金の入金時期についてのまとめ

消費税の申告から還付金の入金のタイミングの時期は、15日~74日と非常に幅があります。

そして、どのようなケースが還付金の入金が早いのか、遅いのかについては、これまで消費税還付申告を行ってきましたが正直分かりせん。

よって、毎回と同じような入金タイミングとなるは限らず、いつ遅くなるか分かりませんので、特に消費税還付金額多額になる場合には、2か月程度の余裕をもって資金繰りを組んでいくことが安全だと思います。

そして、1年に一回の還付の入金では資金繰りが厳しそうな場合には、年に4回の四半期ごと、年に12回の毎月の消費税還付に変更することを検討されてはいかがでしょうか。

課税期間を短縮し、消費税還付回数を増やす方法とメリット、デメリットの詳しい説明はこちら

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