日本ネット経済新聞の5月25日の記事になります。
ヤマト運輸の「宅急便」は2017年10月から基本運賃・料金の値上げを発表しました。
EC市場の大幅な拡大により、採算面の見直しが行われ、27年ぶりの値上げになるようです。
27年も値上げをしていないことに驚きました‥
平成29年10月からの宅急便の新たな基本運賃・料金は次のようになるようです。
・「60・80サイズ」は現行運賃・料金(756円~1836円)に140円を加算(値上げ率7.6~18.5%)
・「100・120サイズ」は現行運賃・料金(1,188円~2,916円)に160円加算(値上げ率5.5%~13.4%)
・「140・160サイズ」は現行運賃・料金(1,620円~3,996)に180円加算(値上げ率4.5%~11%)
さらに個人利用者向けに割引料金制度がスタートするようです。
・「ネコピット」で発行した送り状を利用すると1個当たり50円の割引
・「クロネコメンバーズ」の会員が直営店に持ち込むと1個あたり50円の割引
・荷物の届け先を直営店にした場合、1個当たり50円の割引
宅急便の平成28年3月期の取扱数量は平成28年3月期は1731百万個から平成29年3月期には1867百万個と7.9%の増加となっている一方、
ヤマトホールディングの配達事業の売上は、平成28年3月期は1兆1118億円、平成29年3月期は1兆1,510億円と微増です。
ただ、配達事業の利益は、平成28年3月期は381億円に対し、56億円と大幅減となっているようで、今後EC事業が成長し、今後増加することが見込まれる配達事業の売上で全面的な社内の仕組みを含めた採算面の見直しにつながる決断だったように思います。
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