どんぶり経営がネットショップでは危険な理由

これまで年商10億円の企業から年商1000万円以下等様々な事業規模のネットショップ経営をサポートさせていただいてきました。

毎年業績を伸ばしている企業、一方では、弊社の力が及ばず、残念ですが、廃業される方もいらっしゃいました。

そして、感じること‥

業績が継続的に良いネットショップの経営には2つの条件があるように感じています。

ネットショップで成功している会社の条件

①会計、経理の数字を重視していて「利益」に対する意識が高い
②社長か幹部、社長の奥さんが数字に強い

つまり、毎月の経理を行い、数字=現状をきちんと把握しながら、利益を稼ぐという経営サイクルを行っていることが必要だと思います。

どんぶり経営とは売上やお金の増減を中心に経営しているこれとは正反対の状態です。

特にネットショップでは、お金の増減と実際の利益の金額に大きなずれが出てきてしまうのが特徴です。

だからこそ、経理をきちんと行い、「どんぶり経営」にならないよう利益を把握しながら経営することが大切になると思います。

どんぶり経営とは

どんぶり経営とは、何か‥色んな考え方があるかと思いますが、

事業を続けるためには必ず利益を稼がなければいけないという意識がないか、低い状態」だと考えています。

 


利益は、上記の図で言うと売上から原価、経費を引いた残りの黄色の50,000円の金額になります。

利益とは、売上から経営に関係する全ての支出を引いた後に将来の事業に回せる自由に使える貯金です。

⇒利益がないと家計と同じように短期的にはお金が回り経営できても、長期的には急な支出などに対応できず、借入に依存せざる負えなくなり、結果、お金が回らなくなり、倒産してしまうリスクがあります。

 

なぜネットショップ経営で利益が必要か

利益はリスクに備え、将来への投資のために必要だからです。

どんな業種も経営を行う以上、様々なリスクと変化のため継続的な将来への投資が必要となります。

市場の変化の大きな業種では、現状維持=衰退になるためです。

ある意味EC、ネットショップは現在、1番変化の大きな業種ではないかと感じています。

変化が大きい業種だからこそリスクに備え、変化への対応が必要ではないかと考えています。

売上から経費を引いた利益は借入と違い返済が必要なく、自由に使えるだからこそ、リスクに備え、回収できるかどうか不確実な投資を行うにぴったりな財源です。

例えば、具体的には、次のようなことに備えるために利益=貯金が必要となります。

売上減少に備える‥ペナルティ、競合出現等へのリスクヘッジ
手元資金の確保‥冷静な判断、安心して経営できる心理状態
安全な在庫投資を行うため‥赤字販売を可能にし、資金サイクルを早めることができる
長期的な利益確保のために失敗できる体力を作る‥新商品のテスト、人材投資、広告費、市場調査、自社サイト改善、コンサルフィー等
融資を受けやすくするため‥いざという時は銀行から借りれる安心感

より大きな体力(=利益)があれば、より大きなリスクに耐えること可能になります。

そして、繰り返しになりますが、継続的に投資を行わなければ、現状維持は、競合、顧客ニーズの変化が早いEC市場では命取りなるように感じています。

1年前と比べ売上が3倍になることもあれば、逆に3分の1になるものそう珍しい業界ではないように思います。

次に、経理を行わず、正確な「利益」が分からないままにどんぶり経営を行ってしまうとどんなリスクがあるのか考えてみます。

どんぶり経営を行うリスク

どんぶり経営を行ってしまうリスクには以下の状態になってしまう可能性があります。

・事業が悪化していることに気づかない
・忙しい割にお金が残らない⇒モチベーションが下がる‥悪循環
・どのように事業を改善していけばいいか方法が明確にならない‥値決め方法を変えるべきか、商品構成を変えるべきか、広告戦略を変えるべきか
・使うことができるお金(利益)以上に使ってしまう(生活費、在庫、広告費、備品購入、採用)‥借入に頼らざる得ない状態へ

ネットショップでどんぶり経営になってしまう原因とは

特にネットショップ、ECでは特にどんぶり経営になりやすいように感じています。

その理由は次のようなものが多いようです。

・経理処理が複雑で経理ができていない
・数字は苦手と決めつけている
・売上を重視していて、利益に対する意識が低い
・借入頼みの意識、お金が回っているので大丈夫という意識がどこかにある
・税理士が事業の理解がない、税理士任せにしておけば大丈夫という意識がある

 

脱どんぶり経営のために

まずは、経理をきちんと行うことが必要です。

ご自身で経理を行う場合には、ネットショップ、ECの方の経理処理にはMFクラウド会計、freeeなど相性の良いクラウド会計がありますので、使ってみてはいかがでしょうか。

経理経験がない方は、輸出を行っているケースなどは特にですが、ネットショップ、ECにある詳しい税理士事務所などに相談しながら経理処理方法を作っていくのがおすすめです。

次に数字の見方に慣れていくことが大切です。

経営を行うためには数字に強くなる必要があります。
誰もがいきなり数字に強く自社の経営状況が数字から判断できる人はいません。

まずは、自社の数字に興味を持ち、繰り返し、見つづけていくことで徐々に数字に抵抗感がなくなり、少しずつ、数字を見ることができるようになってきます。

ネットショップ経営では、たくさんの数字を押さえる必要はないと思います。

売上、原価、粗利益、在庫の4つを押さえることができれば、ある程度経営できると思います。

最初は大変かもしれませんが、継続なために儲かるために必ず必要なことだと思いますので「脱・どんぶり経営」是非、チャレンジしてみて下さい。


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