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【EC専門の税理士が解説】Shopifyの正しい会計処理・仕訳の方法

Shopifyで販売されているセラーの皆様。

売上の経理処理はどのようにされていますでしょうか。

今回はShopifyの正しい経理処理方法についてご説明させていただきます。

 

Shopifyから入金される金額をそのまま売上として入力していないでしょうか。

商品代金の入金時に売上処理するのは認められておりませんので注意が必要です。

「売上はいつ計上したらいいのか」について知りたい方は、下記の記事をご参考ください。

 

【相談無料】まずはお気軽に問い合わせください

Shopifyを含むネットショップ運営に関して、以下のようなお困りがある方、ご相談は無料ですのでお気軽に佐藤修一公認会計士事務所までお問い合わせください。

  • Shopifyの会計処理で悩んでいるので相談したい
  • 運営するモール・サイトが複数あり、全体の収支を正確に把握できていない
  • 商品原価・販売手数料・送料などの原価項目の数字を分けて把握し、対比を行いたい
  • 自社の財務状態を把握し、今後の投資計画に役立てたい

弊所では、数値管理が非常に重要だと考えており、Shopifyを含むネットショップを運営されている方向けに会計・経理・税務面でのサポートをおこなっております。

弊所は福岡市にありますが、オンライン対応していますので全国どこの方でも対応させていただいております。

初回の無料相談をオンライン(ZOOMなど)や電話で受け付けておりますので、まずはお問い合わせページのフォームよりお問合せをお待ちしております。

※電話:9:00〜19:00(定休日:土日祝)
※メール:24時間365日受付中

▶︎料金・サービスの詳細はこちら

 

では、本題に入ります。

資料ダウンロード方法

Shopify管理画面にログインして、画面右上の「Export」をクリックします。

すると下の画面が表示されます。

ここから、出力するデータの条件を設定します。

1)まず、Exportから「Orders by date」を選択してください。

ダウンロードする際の期間は指定することができます。

例えば8月の売上を集計するなら、

「7月1日~8月31日」で期間指定をしてダウンロードをしてください。

8月の売上処理なのに期間が7月初旬~なのはなぜか疑問に思われた方もいるかもしれません。

Shopifyでは注文日でしか期間指定ができません。

通常、注文が確定してから発送の流れになりますので、

7月末ごろに注文があった場合、8月に発送される可能性があるため、

前月分のデータも取得する必要があります。

※取得期間は業態に合わせて調整してください。

 

2)次に、Expot asから「CSV for Excel, Numbers, or other spreadsheet programs」を選択してください。

 

3)最後に「Export orders」を選択すれば、ご登録されているアドレス宛にShopifyからCSVのダウンロードのメールが届きます。

ご案内に沿ってCSVのダウンロードを始めてください。

CSVデータ加工

ShopifyからダウンロードしたCSVは、そのまま開くと文字化けしてしまいます。

そのため、CSVを加工する必要があります。

加工の手順としては以下のとおりです。

1.拡張子をtxt(テキストブック)に変更

2.拡張子をtxtにしたデータをExcelで開く

 

 

 

 

※拡張子とは、「.」(ピリオド)以降の文字のことです。上記画像の左は「csv」、右は「txt」を指します。

売上集計方法

CSVの加工が終わったら、いよいよ売上の集計です。

まず加工したデータをExcelで開きます。

開きましたら、1行目にフィルターをかけてE列を「fulfilled」で絞ります。

次に、F列を「集計したい月日」で絞ります。

※月日を絞る際は、例えば8月なら「2023-08」と打てばフィルターで絞ることができます。

 

 

あとはL列の合計を集計すれば、売上金額が確定します。

売上を登録する仕訳は以下のとおりです。

使用する勘定科目は、「売上高」「売掛金」の2つです。

 

手数料

「ホーム画面左下のSettings→Payments→Payouts」から、入金ごとのShopify販売手数料を確認できます。

Shopifyからの入金は、売上から販売手数料等が差し引かれた金額が入金されます。

そのため、売上の入金時に手数料を認識しなければいけません。

例えば下記画像の赤枠は、

「9月29日に3,466,518円の入金(Total)があるけど、148,358円の手数料(Fees)を差し引かれている」という内容です。

 

 

9月29日の入金があったときの仕訳例は以下のとおりです。

①の仕訳ではなく②の仕訳を登録して、手数料を認識しましょう。

 

この仕訳の手数料は、「販売手数料」という勘定科目を使用します。

※「支払手数料」を使用しても問題はありませんが、固定費と変動費を区別するためにあえて勘定科目を使い分けることをおすすめします。

ネットショップでの固定費と変動費についての詳しい解説はこちら

 

 

※あくまでShopify手数料の仕訳例です。

決済方法にAmazonペイやPaidyを使用されている方は、

それぞれのサイトにログインしていただいて手数料を集計していただく必要がございます。

 

以上がShopifyの売上計上から回収までの一連の流れになります。

今回説明した方法を使うと、

売上金額と手数料の両方を正しく認識することができるので、ぜひご利用ください。

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