東京商工リサーチの調査によると2016年倒産した544社のうち、半数以上が最終決算で黒字だったとのことです。
黒字倒産とは、「利益がでている状態で倒産してしまうこと」です。
なぜ黒字倒産が起こるのか‥
それは「資金ショート」が起きるからです。
黒字倒産の原因はいろいろありますが、具体的には以下のようなケースが考えられ、同時に複数生じているケースが考えられます。
・粉飾決算‥実は赤字だったが、黒字の決算として嘘の決算を行った
・借入金の返済が大きい‥借入金の返済は、返済分は経費になりません。
・得意先へ売掛金の未回収、回収遅延、貸倒‥売上に含まれている売掛金が資金に変わらないままでいる
・在庫が増えすぎた‥ネットショップ経営では一番怖い黒字倒産リスク
在庫の回転が悪く、在庫の金額がいくら大きくなっても、決算は黒字で終えることができます。
保有している在庫の金額は利益の計算に一切関係しないからです。
しかし、在庫が増えると場合、資金繰りは苦しくなります。
さらに決算が黒字となると税金が発生します。
在庫が増加し資金繰りが苦しい状態で税金がかかってしまい、更に資金繰りが苦しくなっていきます。
ネットショップ経営では、在庫の増加は黒字倒産につながります。
売上が増加している場合などご注意ください。
コメントを残す