今回はショッピングモール型のECサイトの代表ともいえる日本国内のAmazon(アマゾン)で販売されている方に向けに仕訳や経理処理の方法を説明していきます。
※2018年11月以降アカウントによりサマリーレポートの一部が税抜処理となったため、この記事で解説している方法は使えません。
現在、経理処理が可能な方法として、2024年最新版の「Amazonの経理処理の手順」について、記事を新しく作成しましたので、ぜひこちらをご参考ください。
【相談無料】まずはお気軽に問い合わせください
Amazonを含むネットショップ運営に関して、以下のようなお困りがある方、ご相談は無料ですのでお気軽に佐藤修一公認会計士事務所までお問い合わせください。
- Amazonの会計処理で悩んでいるので相談したい
- 運営するモール・サイトが複数あり、全体の収支を正確に把握できていない
- 商品原価・販売手数料・送料などの原価項目の数字を分けて把握し、対比を行いたい
- 自社の財務状態を把握し、今後の投資計画に役立てたい
弊所では、数値管理が非常に重要だと考えており、Amazonを含むネットショップを運営されている方向けに会計・経理・税務面でのサポートをおこなっております。
弊所は福岡市にありますが、オンライン対応していますので全国どこの方でも対応させていただいております。
初回の無料相談をオンライン(ZOOMなど)や電話で受け付けておりますので、まずはお問い合わせページのフォームよりお問合せをお待ちしております。
※電話:9:00〜19:00(定休日:土日祝)
※メール:24時間365日受付中
freeeやマネーフォワードをお使いの方は、Amazon販売の経理処理を自動連携することができます。
freeeをお使いの場合は、下記の記事をご参考ください。
マネーフォワードをお使いの場合は、下記の記事をご参考ください。
自動連携を利用する方法ではありませんが、弥生会計をお使いの場合は、下記の記事をご参考ください。
また、Amazonから入金される金額をそのまま売上として入力していないでしょうか。
商品代金の入金時に売上処理するのは認められておりませんので注意が必要です。
「売上はいつ計上したらいいのか」について知りたい方は、下記の記事をご参考ください。
では、本題に入ります。
よくある質問
はじめに、よくある質問をご紹介します。
「口座に入金されている金額を売上として処理してはダメですか?」
答えは「ダメ」です。
Amazonでの販売は、売れた商品の金額からAmazonの諸手数料が差し引かれて指定口座への入金が行われます。
つまり、口座に入金があった金額をそのまま「売上」として処理してしまうと、
売上の総額・控除されている手数料を把握することができません。
また、Amazonの決済期間の集計は14日周期で行われ、その期間の売上と手数料の差引の金額が入金されます。ですので、月をまたいで決済期間の集計が行われた場合は各月の売上を正確に把握することができなくなります。
各月の売上・手数料を正確に把握する
Amazonのセラーセントラルには、数多くのレポート、分析機能がついています。
その中にあるサマリーレポートを上手く活用して経理処理を行うことで、毎月の売上と手数料を正確に把握することが可能です。
※サマリーレポートのダウンロード方法
- Amazonセラーセントラルへログイン
- 画面上部、「レポート」より「ペイメント」を選択
- 「期間別レポート」を選択
- 「レポートを作成」→「概要」にチェックを入れ、月を指定後、「レポートを作成」
- 画面右の実行内容の「ダウンロード」で完了。
データはPDF形式で以下のような形式になります。
サマリーレポートには指定した期間内の「収入」・「支出」・「振込み」という3つの項目の合計が示されています。
「収入」には購入者からAmazonへの振込額や、購入者への返品金額が表示されており、
「支出」には広告費用・出品手数料・FBA手数料・月間登録料などが表示されています。
「振込み」には、その月にAmazonから口座へ振り込まれた金額が記載されています。
(※「振込み」の金額は、決済期間の締め日が到来した期間のものが入金されたものなので前月の売上の金額も含まれています。したがって、「収入」-「支出」=「振込み」とはなりません。)
この情報をもとに以下、仕訳をしていきます。
「収入」と「支出」の差額は売掛金として処理を行い、Amazonから口座への入金があったときに消込み処理をしていきます。
以上、Amazonでの一連の経理処理の方法です。
Amazon販売の場合のMFクラウド会計の具体的な経理処理方法はこちら
Amazon販売の場合のfreeeの具体的な経理処理方法はこちら
Amazon販売の場合の弥生会計の具体的な経理処理方法はこちら
消費税区分について
海外Amazon手数料の消費税についてはかなりややこしいため、こちらをご覧ください。
コメントを残す