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【実は難しくない!】楽天市場の経理処理をサクッと簡単に終わらせる方法


楽天市場で販売されているセラーの皆様。
売上の経理処理はどのようにされていますでしょうか。

・RMSにある店舗カルテに表示される金額を売上とし、入金時に売掛金の消し込みをしている
・楽天から売上金が入金される金額をそのまま売上としている

上記の方法で売上を入力している場合、
商品受注時や商品代金の入金時に売上処理するのは認められておりませんので注意が必要です。

「売上はいつ計上したらいいのか」について知りたい方は、下記の記事をご参考ください。

楽天は他のモールに比べて決済手段ごとに入金が分かれている上、
その対象期間もバラバラのためややこしいことになっております。

しかしご安心下さい。
そんな楽天市場も決済手段に関わらず簡単に経理処理出来る方法をご説明致します。

 

この記事で解説している手順は、少し古い情報となっており、現在とは若干手順が異なります。

2024年最新版の「楽天市場の経理処理の手順」について、記事を新しく作成しましたので、ぜひこちらをご参考ください。

 

【相談無料】まずはお気軽に問い合わせください

楽天市場を含むネットショップ運営に関して、以下のようなお困りがある方、ご相談は無料ですのでお気軽に佐藤修一公認会計士事務所までお問い合わせください。

  • 楽天市場の経理処理で悩んでいるので相談したい
  • 運営するモール・サイトが複数あり、全体の収支を正確に把握できていない
  • 商品原価・販売手数料・送料などの原価項目の数字を分けて把握し、対比を行いたい
  • 自社の財務状態を把握し、今後の投資計画に役立てたい

弊所では、数値管理が非常に重要だと考えており、楽天市場を含むネットショップを運営されている方向けに会計・経理・税務面でのサポートをおこなっております。

弊所は福岡市にありますが、オンライン対応していますので全国どこの方でも対応させていただいております。

初回の無料相談をオンライン(ZOOMなど)や電話で受け付けておりますので、まずはお問い合わせページのフォームよりお問合せをお待ちしております。

※電話:9:00〜19:00(定休日:土日祝)
※メール:24時間365日受付中

▶︎料金・サービスの詳細はこちら

 

楽天広告の広告予算の決め方、利益の計算方法について以下の記事もあるので、興味がある方は、ぜひ読んでください。

 

では、本題に入ります。

RMSを使う

楽天市場で販売されている方なら誰もが使っていると思いますが、
RMSから必要なデータは取得することが出来ます。

とはいってもどこに何があるか統一感がなく非常に分かりにくいのがRMSの欠点です。

今回売上処理をするために必要なデータは、

「受注・決済管理>①受注・受付管理>受注データのダウンロード>データダウンロード」

から取得します。

上記の手順でリンクをクリックすると、
データダウンロード画面に移行しますので、

「ダウンロードデータ>通常購入データ」を選択します。

そうするとデータ作成条件として、
何月何日から何日までのどのようなデータを取得するか指定出来るので、

8月の売上処理なら、

期間は「7月1日0時0分~9月5日23時59分59秒」、
注文日(注文確定日)をチェック、
受注ステータスは「処理済み」、
出力テンプレートは「全カラムダウンロード用」
他は全てデフォルト

でデータを作成します。

そのようにするとcsvデータで受注後処理された全ての取引を見ることが出来ます。

8月の売上処理なのに期間が7月初旬~9月初旬なのはなぜか疑問に思われた方もいるかもしれません。
RMSでは期間指定して取得できるデータは「注文確定日」基準になります。
※「発送日」基準で取ると漏れが出ることがあります。
通常注文が確定しその後発送作業となりますので、
月末注文があった場合、前月分も取得しておかないといけないからです。
また、期間終了が9月初旬になっているのは、
ダウンロード出来るデータが63日前までしか取れないためです。
業務に忙しくて逃してしまった場合などに備えて可能な限り長めに取得するのをおすすめします。
※取得期間は業態に合わせて調整してください

CSVデータを加工し売上情報を読み取る

csvデータを取得した後、情報を読み取る前にする作業があります。
それは「重複削除」です。
データをダウンロードした段階だと、
必ず同じ受注データが重なって取り込まれておりますので、
エクセルで全体を選択し、
「受注番号」列を基準として重複データを削除します。

この作業をしないと売り上げが重複分過剰になってしまいますので、
忘れないようにお気を付けください。
上記作業が終わったらあとは機械的に売り上げを集計していきます。
データの見方としては、

①先頭行にフィルターをかける
②「配送日」列で1月だけ選択
③「合計金額」列の合計が売上計上額

となります。
「合計金額」列は、

請求金額+ポイント利用額+店舗発行クーポン利用額+楽天発行クーポン利用額

になります。
このうち店舗発行クーポンを使っている場合は、
自社の商品値引きになりますので、
売上値引きとして処理をし、
楽天バンク決済がある場合は、
一件あたり155円手数料が引かれますので一緒に登録しておきましょう。

仕訳の登録方法としては、下記のようになります。
※摘要欄の列名は全カラムの場合になりますので、環境によって変わる場合がございます。

以上で売上の計上は終了です。

消し込みについて

売上の計上が終わったので、
次は入金時の売掛金の消込作業をご説明します。

冒頭でも説明したように、
楽天市場は決済手段によって入金日や入金の計算期間も違うのですが、
先ほど売上は全て正しく計上しているため、
入金時に全て売掛金の消し込みとして処理していきます。

ポイントの入金だろうと楽天銀行への直接入金だろうと全て売掛金で処理しましょう。

その際「楽天マルチ決済」と「カード自動決済」は、
手数料を引かれて入金があるため入金時に処理します。

決済手数料を調べる

楽天マルチ決済とはコンビニや電子マネー決済などになり、
カード自動決済とはクレジットカード決済になります。

どちらもRMS上から金額を見ることが出来ますが、
分かりにくいためご説明します。

・楽天マルチ決済
「受注・決済管理>決済・口座管理>楽天マルチ決済>上部メインメニューにある振込明細」

振込明細が文字も小さくわかりにくいですが、
上記手順で進むと「サービス手数料」として、
入金時に引かれる手数料が表示されます。
※楽天マルチ決済は月末締めの翌10日入金となります
手数料部分と消費税で分かれているので、赤く囲った部分の合計が「サービス手数料」になります。

仕訳は以下のようになります。

・カード自動決済
「受注・決済管理>決済・口座管理>カード自動決済>中段右にある明細」

こちらも文字が小さくわかりにくいですが、
上記手順で進むと「売上手数料」として、
入金時に引かれる手数料が表示されます。
※カード自動決済は、
16日~10日締めが翌10日入金
11日~25日締めが翌25日入金となります。

8月10日入金の仕訳は以下のようになります。

以上が楽天市場の売上計上から回収までの一連の流れになります。

 

今回説明した方法を使うと、
決済手段に関わらず一括して売上を立てることが出来非常に楽ですし、
計上基準としても出荷基準となり、
正しい会計処理になりますのでぜひご利用ください。

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