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Amazon(アマゾン)輸出で消費税還付の対象となる手数料

USやCAなど海外Amazonセラーの方が負担するAmazonへ支払う各種手数料の消費税の経理処理について説明しています。

USやCAなど海外Amazonセラーの方は、通常日本国内で仕入を行い、海外へ輸出するための輸出事業者となります。

輸出事業者にとって消費税申告を行い、消費税の還付を受けることは、粗利益を確保するための大切な手続きになるかと思います。

まず、海外Amazonセラーなどの消費税の還付の大まかな仕組みを説明し、具体的にアメリカ、カナダ、ユーロなどのアマゾンで販売しているセラーの方がAmazonへ支払う手数料に日本の消費税が含まれているかどうかについて説明します。

 

消費税還付の大まかな仕組みについて

消費税の計算方法は以下のようになっております。

20170602ys01

 

ここに、輸出売上高300万円(税抜)・国内の仕入と経費が200万円(税抜き)だった場合、輸出の売上は免税となるので、消費税はかかりませんので、売上にかかる消費税はゼロとなります。

一方国内で仕入れた商品代金、経費には消費税が含まれているため、以下のように国内で支払った仕入代金、経費に含まれるしょ16万円の消費税還付を受けることができます。

 0円 ― (200万×8%) = △16万円(還付)

海外Amazonの手数料には消費税が含まれるのか

ここからが本題ですが、アメリカAmazonなど海外のAmazonを利用して輸出した際の手数料に消費税はかかってくるのでしょうか?

Amazonに支払う手数料は、月額利用料や販売手数料、FBA手数料などさまざまです。

特に販売金額に対して15~29%かかる販売手数料は、売上が大きくなればなるほど手数料の金額が大きくなるため、Amazon手数料に消費税がかかるどうかによって消費税の還付金額が大きく異なります。

結論としては、アメリカAmazonなど海外のAmazonに支払う手数料については、日本の消費税がかかっています。

以下がアメリカAmazonのINVOICEの一部です。

 

 

上記のレポートに表示されている「VAT RATE」とは、翻訳すると付加価値税となります。

消費税は付加した価格に対する税金で付加価値税です。

販売手数料に対して8%がVAT RATE(消費税)が上乗せされていることが分かります。

2015年の税制改正後、海外Amazonの手数料について消費税が課されるようになったのです。

一方同じ海外Amazonへ支払う手数料でも、FBAに関する手数料は消費税がかかりません。

 

また、Amazonのセラー方向けに月「VAT INVOICE」が送付されてきます。

この書類に発生した手数料に対してどれだけ消費税がかかっているのかが明記されています。

この「VAT INVOICE」と、セラーセントラルから日毎の取引がわかる「トランザクションレポート」とを照らし合わせてみると、FBAに関する販売手数料には消費税が課されていないことが分かります。

仮に、月商40,000ドルのセラーの方で販売手数料率が15%の場合、1ドル110円の場合、月間660,000円の販売手数料をAMAZONへ支払うことになります。

年間にすると7,920,000円の販売手数料になります。

7,920,000円に対する消費税は、633,400円になるため、消費税還付を受け損なってしまうと、利益に対するインパクトはバカになりませんので、アメリカAmazonなど海外のAmazonセラーの方で消費税還付を受ける場合には十分注意されてください。

まとめ
売上に応じて負担する販売手数料は消費税の還付対象
FBA手数料は消費税の還付の対象外

 

実際に消費税の還付を受けるメリットの詳しい説明はこちら

消費税の還付申告の料金はこちら

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