ここでは、SEO対策やインフィード広告やアドワーズによるアクセス数の改善が売上高や利益に与える影響について説明しています。
アクセス数の増加は、売上アップに直結します。
アクセス数増加のために、SEO対策やインフィード広告やアドワーズなどのマーケティングコストを費やした結果、最終的にどれだけの利益が増加したかを明確にすることにより、SEO対策やインフィード広告やアドワーズなどのマーケティングコストの費用対効果が明らかになります。
これらの広告費が長期的な効果が見込めるリピートにつながるアクセス数の増加なのかを検討する必要がありますが、短期的な効果である売上増加が、結果的に利益増加につながっているか、つまり以下のような結果になっているかどうかについて具体的な数値例で、説明したいと思います。
アクセス数と売上と粗利益、利益の関係
まず、アクセス数と売上、粗利益、利益の関係について説明したいと思います。
売上高は、アクセス数とコンバージョン率と客単価の3つを掛けた金額になります。
売上高=アクセス数×コンバージョン率×客単価
アクセス数×コンバージョン率=購入顧客数
次に、粗利益は、以下のように計算できます。
粗利益=売上高ー売上原価
そして、売上原価=売上原価×原価率となります。
最後に利益は、以下のように計算できます。
利益=粗利益ー経費
図にすると以下のようになります。
広告費を使ったアクセス数の増加が売上、粗利益、利益に与える影響について
ここからは具体的な事例で、アクセス数増加のための広告費と売上、粗利益、利益の関係について説明したいと思います。
仮に、アドワーズに月間120,000円の広告費を掛けて、3,000アクセス数がアップしたとします。
この場合、コンバージョン率2%、原価率50%だった場合、売上、粗利益、利益がどのように増加するについては以下のようになります。
120,000円のアドワーズの広告コストに対して、アクセス数が3,000増加し、売上が150,000円増加し、粗利益が135,000円増加したことになります。
そして、135,000円の粗利益から広告費120,000円を差し引いた15,000円がアクセス数増加によって増加した利益になります。
集客、アクセス数増加のための広告を検討するときは、広告費としてかかるコスト、同時にアクセス数が増え、見込みベースでいくらの売上が増えるかどうか、そして、売上増加に対して増加する粗利益の金額を比較して、検討する必要があります。
アクセス数増加のための広告費<アクセス数増加による広告期間中の増加する粗利益が見込めるかどうかが大切です。
しかし、リピート率が高い商品の場合には、長期的な効果による判断が必要です。
広告期間中だけで判断してしまうと、広告費に対する短期的な効果のみで判断してしまうことになり、長期的な効果による判断となってしまうのでご注意ください。
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